鉄道マニアの迷惑行為について里見氏に聞く

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鉄道マニアについて

鉄道に関することに興味を持っている人の中でかなり詳しく極めている人のことを鉄道マニアと言います。

鉄道の車種によって、どのようなモーターが使われているか詳細な知識を持っている人が多く、型番、車番だけでなく、個々の車両の製造年月日や車検日まで把握している人がとても多いです。

これらの知識がなく、ただ鉄道が好きというだけの人はマニアとして扱われない傾向があります。

読書好きの知人の里見寧彦も、ただ単に読書が好きというよりは本に対するこだわりや哲学を持っていて、まさに彼もマニアと呼べるかもしれません。

参考: 里見寧彦です。気になる本や読んだことのある本をまとめています。

鉄道マニアには、「乗り鉄」「撮り鉄」「音鉄」「模型鉄」「葬式鉄」など、鉄道に関する興味の対象による行動の違いから分類されます。

「模型鉄」は、鉄道の模型を買って組み立てたり、鉄板やペンキを購入して自作するなど、鉄道の模型等を集めることが好きな人です。

模型も車両の大きさにより、Nゲージ、HOゲージと分類されます。

また模型だけでなく、実際は車体にモーターが組み込まれていて、模型のレールの上を走らせ、線路の周りは模型のサイズに釣り合いの取れるように背景に山や建物などのミニチュアのようにセッティングします。

自宅室内で楽しむ人が多いため、この趣味が一番、他人に迷惑をかけにくいと思われます。

「乗り鉄」は鉄道に乗ること自体に興味があり、全線制覇したい人や、興味のある車両に乗ってみようという人、車両のモーター音を楽しむ「音鉄」もいます。

鉄道マニアの問題とは

鉄道は乗車することが主目的ですから、他人の迷惑にならない乗り鉄ならば問題ありませんが、マナーの悪い乗車をする乗り鉄が多いのも問題です。

特に自分の座席を確保したいために降客を待たずに押しのけたり、順番を守らずに割り込んで席を取る人が、乗り鉄と言われている人にとても多いです。

また女性の前客に痴漢など嫌がらせをしたり、理由をつけて譲らせる男性客も多いです。

撮り鉄は鉄道マニアでとても多い部類です。

鉄道の撮影を目的としています。

撮影する対象も好みによって様々ですが、旧型の車両を好んで撮影する人が圧倒的に多いです。

良い写真を撮るために高価なカメラを持っている人が多いのですが、元々のカメラ好きが多いため、カメラマニアもかなり混在し、本来の鉄道趣味を忘れて機材自慢をしてしまっている撮り鉄も数多くいます。

自分が最高に良い写真を撮りたいための競争意識も強く、他人の迷惑を全く考えない人が多いです。

中には自分の言動が全て正しいと言い切って、他人の言動をマナー違反だと、自分だけの常識を押し通して、同じ車両に興味があって撮影をしようとする人を追い出そうとする人もかなりいます。

踏切、線路ぎりぎりの位置でカメラを構える人や、他人の私有地の田畑に勝手に入るだけでなく、列車待ちの際の自分の食べた食事のゴミなども捨てていく人も後を絶ちません。

また、この趣味はグループで行動する人が多いため、民家の前に長時間路上駐車をしては、大きな声で会話をしたり、トイレに行かずに田畑で済ませるなど、地主の迷惑を考えずに、自分勝手な行動をすることがとても問題になっています。

私有地など沿線在住の地元の方への迷惑ばかりでなく、同じ撮り鉄趣味の同士でも場所取り争いや、迷惑行為などで罵声が飛び交い、トラブルが起きやすいです。

SL等の速度の遅い鉄道に至っては、一度SL撮影を撮った後にすぐに車で走行中のSLを追い越して先回りして、何度も同じ列車を別の場所で撮影する「追っかけ」が特に迷惑で、農道を高速道路のように走ったり、走行中の車の流れを断ち切って割り込むなどの危険行為をするのですが、そのため地元で生活している人の車を煽られたり、迷惑駐車をされています。

特にこの趣味は、男性率が圧倒的に多いのですが、数少ない女性はどうしても単独で行動することが多いのですが、多数の男性が一人の女性を相手に、性別差別をして、二度とこの趣味をしたくなくなるような嫌がらせをします。

葬式鉄とは

「葬式鉄」は、これからなくなる特定の車両を主に鉄道マニアが撮影目的で集まってきますが、なぜか撮り鉄の中でもマナーの悪い独占欲の強い人が集まります。

その人の多さから、元々鉄道に関心のなかった人まで、価値のあるものを見たいと便乗されてしまって、結果的に多くの人が押し掛けることになります。

さらにマナーの悪い鉄道好きがやっていることをみるため、その行為を真似してエスカレートします。

そのため本来の鉄道は人を運ぶ手段であるはずのお客さんのためのホームが、安全に歩けなくなったり、ホームからはみ出した鉄道マニアの人の危険行為により、いつまで経っても目的の列車が発車できないため大幅な遅れを作ってしまうなど、大きな問題となってしまっています。

まとめ

駅ホーム以外では、いかに良い写真を撮ろうと踏切の中に入って、目的の列車だけでなく、他の列車の運転妨害をされてしまって大いに問題になっていると、谷尾和昭も少々お怒りの様子です。

旧型列車が廃止になるたびに、撮り鉄、葬式鉄、乗り鉄と言った鉄道マニアが多く現れ、問題が起こってしまいます。

最終更新日 2025年6月27日 by tinasdelamp