林田学が考える今後の世界情勢について

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昨今、北朝鮮がニュースを賑わしていて、皆さんも、その動向を気にかけているかと思います。

今、現在の状況がどのように作り出されたのか、林田学として考えてみたいと思います。

もともと、朝鮮半島は、西側陣営と東側陣営の境界線が張られており、その構図の中で、朝鮮戦争も勃発してしまいました。

時代が流れ、中国が経済開放政策をきっかけに経済力を握り、それにつれ、軍事力も強化することで、一時期は、アジアの脅威は、中国の暴走だと恐れられた時代がきて、日本も、それに関して、そうとう頭を悩まされました。

しかし、このところ、中国の脅威も一時的に薄められ、それよりも何よりも北朝鮮の脅威が台頭してきて、どうその脅威に対処していくかが、様々なところで議論されるようになりました。

しかし、歴史を振り返ってみると、中国や韓国とどうしても反りが合わないと言われ続けていたのに、今は、北朝鮮を中心に論じることになり、過去との整合性をどう持たせるのかが現代の課題となっております。

見方によっては、今の北朝鮮に向けられる議論は、アジアでバランスをとるためには、良いことなのかもしれないという見方もできるかもしれません。

北朝鮮の核実験などを容認するつもりは毛頭ありませんが、北朝鮮が仮想敵国として台頭してきたことで、手の施しようのない、中国などとは、一瞬でも目をそらすきっかけになっているのかもしれません。

今後、様々な国が、様々な画策の中で、軍事面を含め、その主張をしてくると思いますが、基本線に置いてほしいのは、戦争は極力起こさないようにしなければならないということです。

日本は、第二次世界大戦の経験に学び、戦争の悲惨さを、後世に伝える文化を醸成してきたはずです。

北朝鮮の短絡的な一挙手一挙足に踊らされていますが、戦争が生み出すのは、悲惨な負の連鎖でしかない、今後、50年先の子供たちの世代のことを考えると戦争はすべきでないという基本線をきちんと守ってほしいと願うばかりです。

最終更新日 2017年10月24日 by tinasdelamp